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同棲と結婚は違うのか
同棲と結婚は違うのでしょうか。
結論としては「同棲と結婚は違う」です。
では、同棲生活と結婚生活の違いとは一体なのでしょうか。今回は、同棲生活から結婚に至った私の経験からその違いについて述べていきたいと思います。
同棲と結婚の違いとは
同棲と結婚の違いは何でしょう?
ズバリ「責任と義務」(権利も発生します)です。
かたぐるしく言いますと同棲は「自由」です。一方、結婚は法律に縛られます。ですから、結婚というのは同棲のように、もう飽きたからとか嫌になったから別れるなんて勝手な理屈は通用しません。
以前は、結婚する前に「予行錬習で同棲なんて。。。」という時代でしたが、それは案外的を得ているのかも知れません。
考えてみてください。お互い生まれた環境、育った環境、教育などすべて違います。恋人でお付き合いしているのであれば、それなりには互いのことを理解できているかもしれませんが、それでも、いきなり結婚と言う事になれば、まだほとんどお互いの事を理解してない状態なんです。
お付き合いしている段階では、お互い猫を被っていて、本性は闇の中です。それはお互い良く見られようとするでしょうからでしょう。そんなカップルが一緒に暮らすことになれば、月日が経つにつれいろんな所が見えてきますから、別れがあるのは当然と言えるでしょう。
結婚というのは同棲と違って、お互いの頭の中に「責任」「義務」「権利」というものが浮かびますから何があっても修正をしようするというか、いろいろな努力を試みます。「我慢」もそうですし「忍耐」もそうでしょう。
そのため、一度結婚するとなると、今の状態を維持するために自発的になるわけです。それが結婚にはあってお付き合い関係の同棲生活にはないものでしょう。
結婚は悪いものなのだろうか
では、結婚というのは悪いものなのであろうか。
結婚は同棲に比べて、自由がなくて、我慢や忍耐が必要、責任や義務も生じるので一筋縄にいかない。
でも結婚にしかできないものもあります。それは家族を持つということです。責任と義務は裏を返せば自分にとって大切なものがある証拠でもあります。子供や孫など守るべき家族が増えていくのも結婚して家族になるからこそです。また、年を取ればとるほど自由というものに恐怖を感じます。自由であること自体悪いことではないですが、自由すぎるのも人間は不安になるものです。よしんば身体や体調なども無理がきかなくなる頃に自由すぎても逆に不自由で寂しい思いをしてしまうのです。
もちろん結婚は簡単なものではありません。すぐに別れるということができるわけではないので、その関係を維持するためにできる全ての努力を試みる必要があります。でも、そうしたことを全てやってみても別れが避けられない時があるのもまた事実です。
ではこれを回避できる妙案はないのでしょうか。
一つ言えるとしたら「自分を磨く」という事です。そして周りの人達に対する「思いやりの心」を常に持てるように日々努力する事です。自分自身を常に見直し、昨日より人間的に成長し、周囲の人にできる恩返しをしていくそういう気持ちを持つことが大事になるのです。
まとめ
結婚をして時が経つにつれお互いのいろんなところが見えてきます。いい事ならまだしも、悪い面が出てくるようになりますと、一緒にいること自体に苦しさを感じるようになります。そうなると今まで楽しかった事が徐々に減っていくというか、最後には「一緒にいる意味がないのでは」とさえ、思えてしまいます。
あれだけ夢中だった思い、そして手料理を美味しく頂き、テレビを一緒に見ながら常に笑いの絶えなかった日々が遠い昔のように感じられ一抹の寂しささえ感じてしまものです。
それでも結婚生活にしかない喜びもあります。
同棲生活と結婚生活は違いますが、大事な人を守るためにも、この世でもっとも難しい「契り(ちぎり)」を一時の感情ではなく本当の意味で一生のものにするためには日々努力が必要なのでしょう。